トラブルに遭った場所はお風呂場の鍵です。一度かけてしまったら開かなくなり、お風呂場から出られなくなってしまいました。 当時私は小学校6年生でした。お風呂場を閉めたときに何気なく鍵をかけてしまい、もともと鍵をあまり使わない場所であったため、錆びてしまい開かなくなってしまったのです。家は1階に住んでおり、お風呂場の窓は脚立を上ればギリギリ届くという高さに合ったので、大声で呼び出した母に脚立に上って服をお風呂場に入れてもらいました。そしてその服に着替え、お風呂場の窓から外に出ました。お風呂場の窓は小柄な小学生がギリギリすり抜けられるサイズであり、頭や肩が引っかかり、何度も方向転換し、擦り傷を作りながらなんとか通り抜けることができました。今までの人生の中で、あれほど体が小さく、痩せていて良かったと思ったことはありません。時間は夜遅くでしたから、あの窓を通ることができなければ私はおそらくお風呂場で一夜を過ごすことになったと思います。 窓からの脱出した翌日の午前中、親が鍵の業者を呼び、鍵を壊す形で扉を開けてもらいました。どうやら、鍵を回す金属の掛けがね部分が錆びてしまい、私が回して鍵をかけた後に破損し回らなくなってしまった様です。「普通ならそもそも回らないから鍵がかからないと思うんだけど、お嬢ちゃんどうやったの?むしろ奇跡だね」と言われた言葉は今でも忘れません。同じタイプの鍵がトイレにもついていたのですが、それからしばらくの間はトイレの鍵をかけるのもためらうようになりました。実際、それから数年後に父がトイレの中に閉じ込められるという事件が起こりました。その際は1時間ほど鍵をいじり続けたところ奇跡的に開いたようです。 水回りの湿気がたまった場所の鍵は定期的に確認し、お金の出し惜しみをせずに直さないと大変な目に遭うと教訓になりました。 今でも、引っ越しの物件選びではトイレとお風呂の鍵が古くないかを必ず確認するようにしています。